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小児の事故で多いのは…

先日小児救急の勉強会に参加させてもらいましたので内容を少し

ご紹介しようと思います。

 

小児に多い事故は自宅では転倒・転落事故が多く、

頭部打撲による脳震盪での入院も少なくないようです。

 

自宅で頭をぶつけた時など急なアクシデントが起こると焦りますよね(*_*;

そういった時はむやみに動かさず以下の症状がないか観察をしてください。

 

呼びかけに応答しない

☹四肢がだらんとしている

☹嘔吐する

 

まずは落ち着いてこの3点を観察し、この症状があればすぐに救急外来を受診してください。

ご自身で判断が難しい場合は電話での小児救急相談(#8000)なども活用していただくことも

できます。当院が診察時間内であれば、『頭を打ってしまったが意識もあり嘔吐もないので

そのまま様子を見ればいいのか救急受診した方がいいのか分からない』など

もり小児科・耳鼻咽喉科クリニックでは判断が難しい場合でも診察させていただきます。

 

また、柔道・ラグビーなどのコンタクトスポーツをされているお子様などは特に

脳震盪であるのかないのか、その判断とむやみに動かさないことが重要になってきます。

 

判断をするのは難しいですが、当てはまる項目が1つでもあれば

安静を保ち、競技には復帰させずその後の適切な医療を受ける必要があります。

 

一般の方は簡易版の脳震盪スケールというものもありますので

これらを活用しながら子供たちの安全や、

適切な早期対応による治癒促進に役立てていただければ幸いです。

 

【ポケット脳震盪認識スケール】